女川の高台、津波の被害をまぬがれた閑静な住宅街のT字路を右折すると、忽然という感じで金華楼が現れる。
厨房から現れた店主の鈴木康仁さんは一見強面でイケメン。しかし、話が進むにつれ覗く素顔は優しくシャイな青年の顔。
震災前までは女川港のすぐ目の前に店を構えていた。創業50年を越えるまさしく港町食堂の老舗。康人さんで四代目だ。

金華楼店主の鈴木康仁さん

金華楼店主の鈴木康仁さん

そして言うまでもなく、震災ですべてもっていかれた。
「これだけが、役場の2階に流れ着いていたんです」康仁さんが指し示したのはレジカウンターの下に立て掛けられた看板用の「金」の赤い浮き文字。店内にはその「金」華楼の看板が港に向かって掲げられている写真が飾ってある。

金華2
震災後半年、2011年9月にわずか5品のメニューで営業を再開。麺類、定食類と徐々にメニューも増えた。「食材は女川産のものを、季節感や港らしさを大切に、料理で女川を伝えたい」と思っている。

町内のファンが多い、懐かしさ漂う「中華そば」。震災後の炊き出しカレーをもとに町内の飲食店皆で考案した「女川カレー」。優しい甘さで小さいお子さんでも食べられる。大きな帆立がドンと入った「帆立あんかけラーメン」。帆立のうまみが心と体を温める。
「うにラーメン」や「さんまラーメン」など季節限定メニューもお勧め。

「来春(2015年度内)には新設の女川駅前から延びるプロムナードの『まち』ができます。新しいまちを見に来てほしい。プロムナードの近くにウチも新店をオープンします。」
金華楼は住宅街より、やはり海辺が似合いそう。新店出来たら行ってみたい。

海鮮ラーメンにめかぶ丼、ミニの女川カレーもつけて・・・・。そんなに食べられるかな・・・。楽しみ。

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